ドイツ映画

ドイツ発の大どんでん返し! 映画『ピエロがお前を嘲笑う』

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毎日お疲れ様です! yolicoです。

今日はAmazon Prime Video で『ピエロがお前を嘲笑う』を鑑賞。

2015年劇場公開の映画です。

ドイツで製作された、大どんでん返し映画

ドイツで製作された今作品。”マインドファック・ムービー”というコピーとともに知りました。

”マインドファック・ムービー”とは “大どんでん返し” という意味のようです。

要するに、「まんまと騙されたー!」と見終わるやいなや、もう一度観たくなるヤツですね。

『ユージュアル・サスペクツ』や『シックス・センス』『ファイト・クラブ』あたりが有名でしょうか?

ドイツ・アカデミー賞では6部門にノミネートされました。

あらすじ

主人公の天才ハッカー、ベンヤミン(トム・シリング)が警察に出頭し、自らが起こした事件の真相を語り始める。

彼は殺人事件に関与した疑いで指名手配を受けていたが、それは濡れ衣で命を狙われている、と話す。

冴えない学生生活を送っていたベンヤミンは、自分とは真逆のような自信家のマックス(エリアス・ムバレク)と知り合い、彼に誘われ、彼の友人たちとともにハッカー集団「CLAY」を結成する。

彼らは当初「注目を集めたい」という目的で、手当たり次第に国内の管理システムに侵入し、世間を騒がせていく。

だが、ネット社会の謎のカリスマ・ハッカー「MRX」から相手にされないことに、苛立ちを募らせていく。

警察の取調べ室で、ユーロポールの女性捜査官・ハンネ(トリーヌ・ディルホム)に、自らの幼少時代からハッカー集団「CLAY」での活動までを語っていくベンヤミン。

警察がベンヤミンの発言の裏を取るための身辺調査を行ううちに、彼の話の矛盾に気が付いていく。

何が真実で、何が虚構なのか? 彼の狙いは何なのか? 彼は一体何者なのか…

人は、見たいものを見る

テンポよく進んでいく物語。

ベンヤミンが警察の取調室で語る、彼の回顧の映像を、ハンネと同じく私たちも追っていくこととなります。

最初は自信なさげなベンヤミンが、徐々に変わっていくのがわかります。

他の「CLAY」のメンバー3名が、とても個性豊か。

サイバー空間を電車内に見立てて、それぞれのハッカーたちが対話する、という表現は秀逸でした。

ベンヤミンは、ハッカーの才能が天才的なのはもちろん、現実世界でも手に入れたいものから逆算して、どう行動すればいいのか、を読むことができる賢さがあった、ということでしょうか。

対峙する人の身辺や考え方もリサーチ済み、というところがさすが、です。

”人は、見たいものを見る”という言葉が肝ですね。

そういうことか…と思ってからの「えっ⁉︎」という驚きを体験する106分の小旅行、ぜひお楽しみください!

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