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すべてが切なく心に染み入る 映画『ムーンライト』

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毎日お疲れ様です! yolicoです。

今日は映画『ムーンライト』をAmazon Prime Video で鑑賞。

2017年劇場公開の映画です。

作品詳細

マイアミの貧困地域で暮らす内気な少年、シャロン。

彼の「少年の頃」「ティーンエイジャーの頃」「大人になってから」という3つの時代を、3章の構成で描いた作品です。

それぞれの時代のシャロンを、異なる俳優が演じています。(シャロンの友人・ケヴィンも同様)

いじめられっ子のシャロンの心の拠り所は、友人のケヴィンと、ひょんなことで知り合ったフアン(マハーシャラ・アリ)と、その彼女テレサ(ジャネール・モネイ)だけ。

母親ポーラ(ナオミ・ハリス)は、感情的で情緒不安定で、なかば育児放棄をしていて、シャロンに安心を与える存在とは言えない状態でした。

フアン(マハーシャラ・アリ)の存在にジーンとさせられます

いじめられている幼い頃のシャロンと出会い、何かとシャロンを気にかけるフアン。

麻薬の売人で、見かけも大きいので威圧感がありますが、優しい。

ご飯を食べさせたり、泳ぎを教えたり、まるで自分の子供のように接するような様子が、印象深い。

海で、自分が小さい頃の話を聞かせながら、ときおり人生を歩む上での大切なことを伝えます。

自らの幼少時代を、シャロンを通して見ているかのような…

幼い頃のシャロンや、ティーンエイジャーになったシャロンから、とても答えにくい質問をされても、うやむやにすることなく、真摯に答えるフアン。

それでお互いが傷つくことになっても。

適当にごまかすこともできるだろうけれど、ちゃんとシャロンに向き合う姿に胸を打たれます。

そんなファンを、マハーシャラ・アリが演じており、第89回アカデミー賞の助演男優賞を受賞しています。

(8部門にノミネートされ、作品賞・脚色賞も受賞しています)

シャロンの悲しみ、そして怒り

貧困・薬物・幼児虐待・いじめなど、幼い頃からシャロンの周りには、いろいろな悩みの種が山ほど。

体つきが弱々しい、ということもあり、いじめられてばかり。

そんなシャロンの唯一の友人ケヴィン。

ティーンエイジャーになり、友人だった彼と夜の浜辺で語り合ううちに、忘れられない出来事を経験するシャロン。

その甘い思い出も、いじめっ子の画策に操られたケヴィンにより、苦い思い出に変わってしまう。

いじめっ子に煽られ、不本意ながらもシャロンを殴るケヴィン。

倒れ込んだシャロンも、そのままでいればいいものを、何度も起き上がり、何度もケヴィンの拳を受ける。

いろんな思いが心の中で交錯しているかのよう。

その後、感情が爆発したかのようにシャロンが起こす事件は、彼が自分の人生を初めて自分で選び取ったように感じます。

明るい未来に繋がらない行動だとしても。

紛れもないラブストーリー

ティーンエイジャー時代にシャロンが起こした事件によって、離ればなれになり、長い間会うこともなく大人になったシャロンとケヴィン。

お互いにさまざまな経験をして、まったく交わることのない人生を歩んでいたふたり。

ですが、ある時シャロンにケヴィンから電話がかかってきます。

学生時代に自分がしたことを長年謝りたいと思っていた、料理人になったのでご飯を食べにこいよ、というケヴィン誘い。

シャロンは薬物治療施設にいる母親に会いに行った帰りにケヴィンの店に立ち寄り、再会を果たします。

それぞれの、これまでの月日を語り合い、そしてシャロンが打ち明ける、彼の飾りのない本当の気持ち。

ピュアな恋心、まるで乙女の告白のような、シャロンの本心にグッときます。

こんなコワモテな男性が、こんな純情なことを言うなんて!

などと思ったものの、老若男女関係なく、誰かを思う気持ちは共通かもしれません。

心に残るセリフが、他にも散りばめられている今作品。

美しく切ない111分の小旅行、ぜひ体験してみてください。

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