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ちょっと刺激的なパワーゲーム 映画『Babygirl』

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毎日お疲れ様です! yolicoです。

今日はAmazon Prime Video で『Babygirl』を鑑賞。

2025年3月劇場公開です。

NYでCEOとして、大成功を収めるロミー。

舞台演出家の優しい夫ジェイコブと子供たちと、誰もが憧れる暮らしを送っていた。

ある時、ロミーは一人のインターンから目が離せなくなる。

彼の名はサミュエル、ロミーの中に眠る欲望を見抜き、きわどい挑発を仕掛けてくるのだ。

行き過ぎた駆け引きをやめさせるためにサミュエルに会いに行くが、逆に主導権を握られてしまい…

babygirlフライヤーより引用

ニコール・キッドマンの大胆な演技に釘付け

オスカー女優であるニコール・キッドマンが、主人公のロミーを演じています。

舞台演出家である夫ジェイコブ(アントニオ・バンデラス)との、夜の営みから幕を開ける物語。

ですがロミーはその行為で満足していなくて…

ことが終わってからの彼女の行動が、なかなか衝撃的。

ニコール・キッドマンがそのようなことを!という大胆なオープニングです。

家庭も仕事も順調な彼女の、満たされていない部分を見抜いたインターンのサミュエル(ハリス・ディキンソン)。

最初の出会いは、NYの街中で。

ロミーめがけて走ってくる黒い大きな犬を、サミュエルが瞬時に落ち着かせ、飼い主に引き渡す。

その様子が、強くロミーの心に刻まれるのでした。

サミュエルの支配っぷりがちょっと怖い

サミュエルもまた、歩道で犬を見て固まるロミーが心に残ったようで。

たまたまその彼女がインターン先のCEOだったわけですが、サミュエルのロミーへのアプローチは、立場なんてお構いなし。

強引で、傍若無人で、失礼で…どこかイカれた人と紙一重な感じ。

ロミーも初めは相手にしませんが、どんどんと彼のことが気になって仕方がなくなっていく…

サミュエルの態度は、駆け引きなのか? 作戦なのか? 天性のものなのか?

もう自分に構うのをやめるよう、サミュエルのもとを訪れるロミーですが、完全に立場が逆転してしまいます。

ロミーの隠れた欲望を見抜き、彼女を服従させていくサミュエル。

ロミーはどんどん深みにハマっていきます。

まさに燃え上がるロミーの欲望。この先、どうなっちゃうの?とハラハラです。

ダンディな夫から、ヨレヨレ初老夫へ 

サミュエルとの関係に溺れていくロミー。

そんな時、夫ジェイコブからベッドで誘われた時の様子がとてもリアル。

誘ってくる夫。ちょっと知らんぶりするロミー。しつこく誘ってくる夫。仕方ないか…と相手になろうとするもののやっぱり背を向けるロミー。

「仕方ないか…」と「やっぱりイヤ!」を行ったり来たりする表情と仕草が、上手い。

こんな妻たち、きっと他にもいるよな…と思わされる。さすがの名優、ニコール・キッドマンです。

何度もサミュエルから離れようとするも、思うようにいかず、夫婦関係もぎくしゃくしていきます。

妻からきつーい言葉をもらい激昂するも、いろいろあってヨレヨレになっていく初老の夫ジェイコブを、アントニオ・バンデラスが好演しています。

いろんなものから解放されたかのようなロミー

若い男に溺れる中年女性のお話かと思いきや、終盤のジェイコブとサミュエルのやりとりが深い。

それまでのサミュエルの勝手な振る舞いが、「実はセラピストだった?」と思える彼の考え方に感心。

ロミーの欲望を解放してあげたのか?と勝手な深読みをしたりして。

セクシャルな欲望だけでなく、自分はどうしたいのか?という本音を出せる風穴を開けてあげたのか、とさえ思えてくる。

いつまでも美しいニコール・キッドマンの、まさに身体を張った熱演が観れる114分、ぜひお楽しみください!

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