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今日は映画『ドラゴン・タトゥーの女』をAmazon Prime Video で鑑賞。
2012年劇場公開の映画です。
経済誌「ミレニアム」の発行責任者で経済ジャーナリストのミカエルは、資産家のヘンリック・ヴァンゲルから40年前に起こった少女ハリエットの失踪事件の真相追究を依頼される。
ミカエルは、背中にドラゴンのタトゥーをした天才ハッカーのリスベットとともに捜査を進めていくが、その中でヴァンゲル家に隠された闇に迫っていく。
映画.comより抜粋
作品詳細
スティーグ・ラーソンの世界的ベストセラーを映画化したスウェーデン映画『ミレニアム ドラゴン・タトゥーの女』(2009年)を、「セブン」「ソーシャル・ネットワーク」のデヴィッド・フィンチャー監督がハリウッドリメイクしたミステリーサスペンスです。
原作はミレニアム3部作の第一弾として2005年にスウェーデンで刊行され、発売と同時に爆発的ヒットとなった衝撃のミステリー。
主演のミカエルに「007シリーズ」のダニエル・クレイグ、リスベットに「ソーシャル・ネットワーク」のルーニー・マーラです。
見どころ1 ミステリーとしての完成度の高さ
スウェーデン有数の財閥ヴァンゲルの元会長から、家族史編纂の依頼がミカエルの元に舞い込む。
実は40年前に起きた親族の娘ハリエット失踪事件の真相究明が目的だった。
ヴァンゲルは、ハリエットが親族の誰かに殺害されたと信じていたのでした。
なんと言っても40年前の出来事。親族や関係者に話を聞くものの目新しいことが出てくることもなく…
閉ざされた一族の、歪んだ関係性だけが浮かび上がってきます。
行き詰まるミカエルに一族の弁護士が、ある人物を紹介する。
それが、天才的な情報収集能力の持ち主、リスベット。
ふたりで昔の事件の写真やメモを観察し、聖書に書かれた言葉にヒントを得て、緻密に、丁寧に、ある事実を導き出していきます。
派手な展開はありませんが、調査を積み重ねて、断片的な手がかりから真実に収束していく気持ちよさは”ミステリーの王道”といった構成です。
フィンチャー監督らしい不穏で冷たい緊張感は、今作でも光っています。
見どころ2 リスベット・サランデルという唯一無二のヒロイン
今作品の最大の魅力は、ルーニー・マーラ演じるリスベットです。
「ソーシャル・ネットワーク」で観たあの可憐な彼女はどこ?と思うくらい、別人を演じています。
めちゃくちゃパンクな外見(痩せた身体、顔にたくさんついてるピアス、首すじ・背中にかけてのタトゥー、鋭い眼光など)もさることながら、精神病棟にいた過去ゆえ、社会不適合者とみなされ、後見人をつけられている。社交性も限られた人としか持てない。
そんな彼女ですが、一度見たらすぐに記憶できる力や、天才的なハッキング能力を持っていて、とても知的であることがわかります。
弱者のようで、決して「守られる存在」ではない。
弱いところもあるけれど、ちゃんと自分の力で世界と闘える女性として描かれています。
ルーニー・マーラの演技が素晴らしく、静と動のバランスが見事です。
見どころ3 ミカエルとリスベットの関係性が印象的
ダニエル・クレイグ演じるミカエルは、雑誌「ミレニアム」の敏腕ジャーナリストですが、ある記事により名誉毀損の裁判で敗訴し、休職中という身上。
社会的成功者ですが、挫折も抱えています。
そんな彼にハリエット失踪事件の究明を依頼するヴァンゲルは、報酬として裁判相手の弱みをちらつかせるあたり、さすがやり手の創業者。
最初は乗り気でなかったミカエルを、話に乗せるには魅力的な条件でした。
その後、操作に行き詰まった時に紹介されたリスベット。
実はミカエルもリスベットに調べられていたと知り、その情報収集にプライバシーの侵害を感じたものの、とても興味が湧きます。
外見も独特なリスベットですが、ミカエルは理解しようという姿勢を持っていたところが大人でした。
支配するでもなく、保護するでもなく、対等にパートナーとしての関係性を築いていたのが印象的です。
ラストは、ちょっと切ない気もしますが、強さも感じられたシーンでした。
寒々しい北欧の風景の中、ふたりが突き止めた身も凍る真実を見る158分の小旅行、ぜひお楽しみください。
