アニメーション映画

双方、共に生きる道は… 映画『もののけ姫』

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地上波「金曜ロードショー」で放映されていた『もののけ姫』を鑑賞しました。

1997年7月劇場公開された映画です。

声優陣がとても豪華

もう何度、「金曜ロードショー」で放映されていることでしょう。(そのたび観てしまう…)

宮崎駿監督が原作・脚本も務めている、スタジオジブリ作品です。

主人公アシタカの声は声優の松田洋治さんが演じています。

その他声優陣を実力俳優の方々が演じたことも話題となりました。

”もののけ姫”と呼ばれるサンを石田ゆり子さん、エボシ御前に田中裕子さん、ほかにも、美輪明宏さん・森繁久彌さん・森光子さん・小林薫さんなどなど…豪華な面々です。

米良美一さんが、女性のような高い声で美しく歌う主題歌「もののけ姫」も印象深く、ヒットしました。

そして、全編通して流れる久石譲さんの音楽の素晴らしさ! 特に「アシタカせっ記」は山々の奥深い森の映像にピッタリな壮大さです。

アシタカとサンの出会い

静かな森に突如現れるたたり神。

最初に観た時の衝撃が忘れられませんね。怖い!

村を治めていくであろう聡明な青年アシタカが、たたり神の呪いを受けてしまい、村を追われ西へ旅立つ。

序盤のこのあたりで、すでに涙を流しながら観てしまいます。

村のヒイ様の言う「くもりのないまなこ」で物事を見定める、という目的を持ち、西へ向かう。

田舎侍に襲われたり、ジゴ坊に出会ったり、タタラ場の甲六たちを助けたり、いろいろな人々との関わりを得るアシタカ。

そこで、山犬モロとその娘サンと出会います。

正々堂々と名を名乗るアシタカに、人間嫌いのサンは「去れ」と言い残すだけでした。

ですがその後、エボシ御前を襲いにタタラ場に現れたサンと再び出会うこととなります。

瀕死の重傷を負ったアシタカと、サンのやりとりが心に残ります。

死など恐れていないサンに、アシタカは「生きろ。そなたは美しい」と言う。

自分のことを美しいなどと思ってもいなかったサンは、ひどく驚き、動揺します。

アシタカは森でサンに初めて出会った時から、きっとそう思っていたのでしょう。

シシ神様にアシタカの生死を委ね、アシタカの命をシシ神様が救うと、サンもアシタカのサポートを厭わないのでした。

現代にも通じるテーマ

タタラ場でエボシ御前と話すことによって、たたり神を苦しめた鉄のつぶては、エボシ御前が放ったものだったことを知ります。

アシタカの右手のアザは、エボシを切りつけようと、勝手に動き出します。

木を切り山を削りタタラ場を作ってきたエボシは、山犬や猪たちからは憎い人物。

ですが、タタラ場で働く女たちは、町で売られていたところをエボシに拾われて、タタラを踏むことで食うに困らず生きていけている。

「そっちが悪くて、こっちが被害者」という単純な図式で描けない側面を見るアシタカ。

そして、「双方生き残る術はないのか?」と考えます。それぞれ歩み寄れないのか…と。

アシタカのそういう考え方が、少なからず周りの人に影響を及ぼしていったように思えるのです。

人、山犬、猪、神をも巻き込んだ争いの結末は…

そのタタラ場を狙う侍たち、不老不死の力があると信じられているシシ神の首を、帝からの指示で狩りに来た者たち。

一族からたたり神が出た猪たちも海を渡って、タタラ場ひいてはエボシ御前に戦いを挑みにやって来る。

いろんなものたちの、さまざまな思惑が混ざり合い、争いが始まります。

サンやエボシたちが、各自の信念にのっとって戦う中、アシタカからは「それぞれのために」動いているかのような、彼の信念を感じます。

信念に基づいて動き、良いと思うことをして、助けるべきものを助ける。

すごい人だなアシタカ…と思うのです。

キャッチコピーは「生きろ」

死にかかっているアシタカがサンに言う「生きろ。そなたは美しい」のように、”生きる”にまつわる言葉が多く出てきます。

タタラ場で、呪いを受けたアシタカの右手が、勝手にエボシを殺そうと動き出す時、包帯に巻かれ弱っている病人の一人がアシタカに「その人を殺さないで」と訴えます。その患者が言う「生きることはまことに苦しくつらい」という言葉。

争いの後、焼け落ちたタタラ場を見て「もうだめだ…」と弱音を吐く甲六に、妻のおトキが言う「生きてりゃなんとかなる!」。

ラストシーンで山に緑が戻ったあと、「アシタカは好きだけど人間は嫌いだ」と、やはり山に戻っていくサンに「共に生きよう」というアシタカ。

再生にふさわしいピアノの曲が流れ、つらい出来事を乗り切る力を与えてくれるかのよう。

アニメーション作品として初の日本アカデミー賞最優秀作品賞を受賞しています。

太古の、いたるところに神々が宿っていた時代への、133分の壮大な小旅行を堪能してください!

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