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最近話題の『侍タイムスリッパー』をAmazon Prime Video で鑑賞しました。
2024年8月公開の映画です。
「時代劇の聖地」である東映京都撮影所が全面協力
第48回日本アカデミー賞で、最優秀作品賞に輝いたことも記憶に新しい、安田淳一監督の自主制作作品です。
監督の「時代劇愛」が詰まった脚本に感銘を受けた「東映京都撮影所」が全面協力。
東映京都撮影所は100年近い歴史を持ち、たくさんの名作時代劇を生み出してきた、まさに「時代劇の聖地」。
本来、撮影所で自主制作作品が撮影されることはないところ、異例の対応となったそうです。
そして、その協力はロケ用セットを貸し出すだけにとどまらず、衣装やメイクなどの、さまざまな分野にまで及びました。
制作時はコロナ禍で、資金繰りにも苦労した安田監督。一時は貯金通帳の残高が”7000円”になったそう。
ようやく2024年8月17日に、池袋シネマ・ロサで一般公開へ。
公開時には1館のみの上映でしたが、SNS等での反響が大きく、9月からは100館以上で公開が拡大され、異例の大ヒットとなっています。
Amazon Prime Video では3月21日より、配信が開始。
早速、鑑賞しましたが最高でした!
劇中にもありますが、昭和にはたくさんのヒット作のあった時代劇カテゴリー。
わたしも時代劇好きな祖母の隣で、見るともなく見ていた記憶があります。
「遠山の金さん」「暴れん坊将軍」「水戸黄門」などなど…
でも今はほぼやってない。忘れ去られていくジャンルなのかな、と…
そんな時代劇をベースに、こんなお話を考えた安田監督すごいです。
幕末の侍が、現代の時代劇の撮影所にタイムスリップしてくる。そして、時代劇での斬られ役として奮闘するお話。
本当の侍が、時代劇の斬られ役、って! ハマり過ぎです。
主人公演じる山口馬木也さんの目にシビれる
幕末からタイムスリップしてくる高坂新左衛門を演じる、山口馬木也さんの侍姿がサマになり過ぎていて、驚きます。
佇まいとか、ちょっと汚い感じとか(褒めてます)、喋り方、そして目。
斬られた後の表情が本当に無念!という感じで凄いな、と。
そして、因縁のある風見恭一郎(富家ノリマサ)との真剣勝負で見せる、射抜くような目つき。
斬るか斬られるか、の世界に生きる侍そのもの。
劇中での普段の高坂は、おにぎりやショートケーキのおいしさに涙し、謙虚で、朴訥な人なのに、いざ戦いとなると武士モード全開。
全てのシーンにおいて、自然に”侍”を体現されていました。
何と言っても脚本がおもしろい
落雷によって、幕末の侍が現代にタイムスリップ。それも時代劇撮影所に。
このシチュエーションで、クスッと笑えてしまう。
落雷に遭う前に戦っていた相手も同じくタイムスリップしていた、という状況に「なるほど〜」と思わず膝を打つ。
そして、落雷時の戦いの決着を現世でつけることになる?…という流れ。
映画撮影とはいえ、さまざまな感情を抱いて戦いに臨む高坂。
真剣を用いた殺陣シーンは、打ち合わせを無視した二人の侍の、まさに”真剣勝負”。
張り詰めた対決のシーンは凄みを感じます。
映画作りへの愛も伝わる作品
安田監督が一人何役もして、この映画を作り、世に出したということと、劇中の映画撮影にもたくさんの人の力が集まっていることが重なり、映画への愛が伝わってきます。
映画はたくさんの人の力で、生まれるもの。
映画が作られる側面を見ることができる作品に出会うと、制作者の方々の熱量を感じます。
そして、そんな映画を観ることができたことに、感謝です。
笑いあり、涙あり、真剣勝負あり、の131分の小旅行、ぜひお楽しみください!