毎日お疲れ様です! yolicoです。
今日はシリーズの完結編と言われている『M:I ファイナル・レコニング』を劇場で鑑賞。
2025年5月23日に劇場公開されました。
あらすじ
前作『ミッション:インポッシブル デッド・レコニング』で描かれた”それ”(エンティティ)と呼ばれるAI。
”それ”は、人間から様々なことを学び、やがて人間の世界を操り、世界の全てとなりうるもの。
”それ”に近づくには、2本で一つとなる特殊な鍵が必要となる。
前作の『デッド・レコニング』では、ロシアの潜水艦とともに海底に沈んだと思われるその鍵。
1本は手に入れたものの、もう1本を手にした女スリ、グレース(ヘイリー・アトウェル)に接触し何とか鍵を手にしようとするイーサン・ハント(トム・クルーズ)。
バイヤーのホワイトウィドウ(ヴァネッサ・カービー)なども加わり、鍵の行方は二転三転。
イーサンと因縁の間柄のガブリエル(イーサイ・モラレス)も血眼になって探していて、最終的に彼が手にしたと思われたが、すんでのところでイーサンが仲間の協力で鍵の奪還に成功していた。
それから2ヶ月後…”それ”を自分のものとして世界を我が物にしようとしているガブリエルと、それを阻止しようとするイーサンの戦いが始まる…
前作から2ヶ月後の"それ"をめぐる攻防
前作の『デッド・レコニング』からの続編となる『ファイナル・レコニング』。
今作では、”それ”を手にして世界を支配したいガブリエルと、”それ”の暴走を止めたいイーサンの戦い、が描かれます。
いつものことですが、イーサンの肩には全世界の人の命がかかってきます。
”それ”は、核保有国のシステムに勝手に入り込み、勝手に武力をオフラインにしていきます。
大国アメリカも例外ではありませんでした。
丸腰になる前に先制攻撃を仕掛けようと、大統領に核兵器の発射ボタンを押すよう迫る部下たち。
世界中の都市に、核爆弾を降らせるという最悪なシナリオを阻止できるのは、イーサンだけ。
しかも、その任務はまさしく不可能(インポッシブル)同然なもの。
これまでの作品でも様々な不可能に挑戦してきたイーサンが、今作でも挑んでくれます。
不可能だらけのミッションに挑むイーサン
今作でも見どころ、言い換えればイーサンの苦労は、たくさんあります。
グレースと共にガブリエルの手下に捕えられたイーサン。
自分だけではなく、グレースと共に捕まっていて、さあどうする⁉︎ という状況です。
イーサンっぽくない逃げ切り方なような、でも確かにスパイっぽい武器の使い方のような…新鮮な印象。
もう、イーサンくらいになってくると、死なれると困るわけですね、敵からしても。
他にも、プロペラ機に捕まり上空へ。
上空でプロペラ機に乗り込み、その上プロペラ機①からプロペラ機②へ飛び移る。
そんな無茶な!としか言いようがありませんが、イーサンは果敢に挑みます。
そして、”それ”の初期のソースコードが入ったディスク”ポトコヴァ”を手にいれるために、ベーリング海に沈んでいるロシアの潜水艦に向かうイーサン。
まずその作戦も聞いていて「無理。絶対不可能」と皆んなが思うんですが、イーサンはチャレンジするんですね。
そこでも、すんなりいくことはなく、不安定な潜水艦がより深みに沈んでいくという危機に潜水艦内で遭遇。
潜水艦からの脱出に手こずり、潜水服を脱いでいくさまには、こっちの心臓が止まりそうです。
今作でも、懸命に走るイーサン=”トム走り” は健在です。
むしろ、シリーズ最速ではないか?というほど速い!
「陸・海・空」のミッション、全て取り揃っています。
過去作品の “あの人” が思わぬところに…
完結編という位置付けからか、過去の作品の映像が織り込まれていて、懐かしさとともにシリーズの歴史を感じます。
「そんなシーンもあったなあ」「このシーンは何作目だったっけ?」と、今までの作品の記憶が蘇ります。
今作では、過去作品に出演していた思わぬ人が、思わぬところで出てきます。
過去に共にチームを組んでいたエージェントの関係者が、身近にいたことに驚いたり。
その人たちが出演する作品を、また見返したくなります。
イーサンの熱意が伝わってくる
誰よりも「IMF」の仲間を大切にしてきたイーサン。
愛する人のため、愛する仲間のため、「僕を信じてほしい」といつも熱い眼差しで説得します。
「必ず助ける」「最後のお願いだ」という言葉を守り抜きます。
今回も仲間を救うために時に全力疾走で、時に過酷な任務に奔走します。
イーサンがその言葉通りに任務を達成するのを、ハラハラしつつ見届けるのみ、です。
もう難しいことは考えず、ただただイーサンの全力投球を、ひいてはトム・クルーズの「やってやるぜ根性」を堪能し、楽しむ映画です。
これが完結編と言われていますが、ファンとしてはトムの、製作陣の気が変わることに思わず期待。
イーサンの怒涛のアクションに手に汗握る169分、ぜひお楽しみください!