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観たあとに残る深い余韻 映画『aftersun /アフターサン』

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毎日お疲れ様です! yolicoです。

今日は映画『aftersun/アフターサン』をAmazon Prime Video で鑑賞。

2023年劇場公開の映画です。

Story

思春期真っただ中、11歳のソフィ(フランキー・コリオ)は、離れて暮らす若き父・カラム(ポール・メスカル)とトルコのひなびたリゾート地にやってきた。

輝く太陽の下、カラムが入手したビデオカメラを互いに向け合い、親密な時間をともにする。

20年後、カラムと同じ年齢になったソフィ(セリア・ロールソン・ホール)は、ローファイな映像の中に大好きだった父の、当時は知らなかった一面を見出してゆく…。

公式ホームページより引用

作品詳細

トルコでの父と娘のバカンスを描いた、とてもシンプルな物語、のようでいて味わいはとても深いです。

ポール・メスカルが、繊細で愛情深い父親カラムを演じ、第95回アカデミー賞主演男優賞にノミネートされました。

11歳のソフィを演じたフランキー・コリオは、およそ半年にわたって行われたオーディションで、800人もの中から選ばれた新人。

監督・脚本はこれが長編デビューとなる、スコットランド出身の新星シャーロット・ウェルズです。

子供と大人のはざまにいるソフィが素晴らしい

11歳のソフィ役、フランキー・コリオがとっても良いです。

明るい空の下、プールや海が身近にあるバカンスで、「やっぱり、まだまだ子供だね」という面と、もう大人の世界へ足を踏み入れてもいる女の子、という面を自然と表現しています。

まるで、漫画『ガラスの仮面』の北島マヤのような「おそろしい子!」です。

そして、とてもキュート。彼女の今後がとても楽しみです。

何かしらを心に抱えている?父親カラム

父カラムは、普段は会えないソフィに愛情たっぷりに接する、よき父親。

カラムが31歳で、ソフィが11歳。20歳で若き父親となっています。

歳の離れた兄妹に見られるのも、納得です。

楽しく過ごすバカンスの中で、徐々に”明るく、楽しいだけ”の父ではないような感覚を覚えます。

決定的な映像があるわけではなく、あくまで観る人の感性に左右されるような…

そんな、雰囲気というか気配を感じます。

夜のショータイムで、飛び入りで歌を歌うことを頑なに拒む姿。

夜の浜辺へ、怒ったような足取りでズンズン進んでいく後ろ姿。

肩を振るわせ声を押し殺し、号泣している背中。

ウェルズ監督の演出は、全てを明確にせず、観るものに想像を委ねます。

見終わった後には、観た人それぞれが思慮の海に潜ることでしょう。

鑑賞後に深い余韻が残る作品

バカンス当時11歳のソフィが、父親カラムの持っていたビデオカメラで撮影した映像を、その頃の父と同じ31歳になったソフィが見る。

楽しかった父親との思い出を振り返ります。

31歳のソフィが見る、31歳の父の姿。

当時のソフィにはわからなかったことが、感じられたかのような...。

多くを語らず、最小限の要素で構成された演出で、観る人に深い余韻・考察をもたらす作品です。

トルコでの父と娘のバカンスを、そしてふたりの心の内を覗く101分の小旅行、ぜひお楽しみください。

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