/
毎日お疲れ様です! yolicoです。
2月17日公開の映画【別れる決心】を観てきました。
フライヤーを見て、とてもそそられた映画です。
刑事と容疑者、という出逢い
男が山から転落死する事件が起こり、捜査にあたる刑事チャン・へジュン(パク・ヘイル)と、
容疑者となる死亡した男の妻ソン・ソレ(タン・ウェイ)が出逢います。
史上最年少で警視になった実直なエリート刑事と、中国出身なので韓国語が少し苦手な夫殺しの容疑者。
取り調べや張り込み捜査が進むうちに、二人の間に特別な想いが生まれてきます。
へジュンには離れた街で暮らす妻がいて、週末には妻の住む街で過ごすという週末婚状態。
夫婦関係は安定している、というか、安定するよう努力している感があります。
そんな状況も手伝って、へジュンとソレの距離はどんどん縮まっていくのでした。
やがて事件は解決していきますが、意外な事実をへジュンが見つけることとなり、二人の関係は終わりを迎えます。
でもそれは、相手への想いと疑惑が渦巻く「愛の迷路」の始まりでした。
やがて起こるもう一つの事件、そして再会
1年と少しが経ち、へジュンは新天地で妻と共に暮らしていました。
以前からの不眠症は治らず、「枯れていく」と妻から心配される日々。
そんな時ソレが再婚した男が他殺死体で発見され、二人は再会することになります。
再び『刑事と容疑者』として。
果たしてソレが夫を殺したのか?
へジュンは疑惑と愛の狭間で揺れ動きます。
深みにハマっていく二人の最後は...
取調室でふと交錯する二人の視線とか、パトカーの中での二人の手の位置とか...
徐々に気持ちが寄り添っていく様子が、繊細に描かれています。
離れた場所にいるのに、同じフレームの中にいる、という映像表現も独特です。
【オールド・ボーイ】や【お嬢さん】を撮っているパク・チャヌク監督の作品。
【お嬢さん】ではセクシーなシーンもありましたが、今作品ではロマンティックに二人の感情が表現されていました。
濡れ場とかないのに、なぜか艶かしい。
韓国語は話せるけれど、時に分からない言葉もある中国出身のソレ。
彼女が使う携帯電話の翻訳機能が、小道具として効いていました。
心の中で離れがたい関係になっていく、切ない二人のクライマックスを見届けていただきたいです。
エンドロールで流れる、作中でも流れていた曲がとても素敵なので最後まで観てくださいね。
138分の小旅行、ぜひお楽しみください!