毎日お疲れ様です! yolicoです。
今日は『シェフ 三ツ星フードトラック始めました』をNetfrixで鑑賞。
2015年劇場公開の映画です。
いろいろ残念な目にあうシェフ、カール・キャスパー
ロサンゼルスにある一流レストラン”ゴロワーズ”の総料理長カール・キャスパー(ジョン・ファヴロー)は、メニューに口出しをするレストランのオーナー(ダスティン・ホフマン)と対立し、喧嘩別れのように店を辞めてしまう。
料理評論家のラムジー・ミッシェル(オリヴァー・プラット)の、自分の料理への辛辣なコメントを見返すため、渾身の新作を作って彼に食べさせようとしたのに、それを許可してもらえなかったためでした。
評論家の発信を読みたいがために、よくわかりもしないのに始めた「Twitter(現:X)」で、評論家のポストに反撃して軽く炎上。
結果、始めたばかりなのにすごいフォロワー数を獲得することもできたんですけど…
カールの挑発に乗り、新作を食べに来たラムジーでしたが、カールはもう店を辞めてしまっていて、結局また同じ料理を食べることに。
ソムリエのモリー(スカーレット・ヨハンソン)にクレームをつけている矢先に、カールが店に乗り込んできます。
ラムジーに、彼の心ない評論に対しての怒りをぶつけて口論に。
そして、そんな様子をケータイで録画し、SNSで流すお客たち。
今時ですよね…
どん底からの再起
再就職の声を掛けてくれていたお店も、ケンカ画像の拡散のために、話はお流れ。
そんな時に、元妻イネズ(ソフィア・ベルガラ)から故郷のマイアミに息子パーシー(エムジェイ・アンソニー)を連れていく旅に同行しないか?と誘いがあり、ついていくことに。
そこで食べたキューバサンドイッチの美味しさに感銘を受け、フードトラックでの販売を思いつきます。
イネズの元夫マーヴィン(ロバート・ダウニー・Jr)から譲り受けたボロいフードトラックを、息子とともに掃除し、磨き上げていきます。
買い出しでは、食材の選び方を教えたり、「シェフの包丁」を買い与えたり、最初は少し距離のあった父と子に、絆が生まれてくるのでした。
そこへ、カールの元部下で友人のマーティン(ジョン・レグイザモ)も合流。
”ゴロワーズ”を辞めてきた彼は、カールと行動を共にすることに。
根っからご陽気な彼は、フードトラックに欠かせない人物でしたね。
マイアミからロサンゼルスへの旅 風景と音楽と食べ物と…
ボロボロだったフードトラックは、新しい調理器具や外装のペイントで見違えるように。
マイアミからまさに大陸横断、ロサンゼルスを目指します。
途中さまざまな都市で、ご当地の食べ物を提供する、嬉しい日替わりメニューも。
ニューオーリンズではポーボーイ・サンドイッチ。ルイジアナではベニエ。テキサスではバーベキュー・ブリスケットなどなど…
そして、行く先々で開店前から行列が!
パーシーがSNSで、フードトラックの映像や、自分たちのミニフィルムと共に、これから行く予定の場所を拡散していたから。
10歳のパーシー。まさにデジタルネイティブ! 情報発信やSNS活用なんてお手のものです。
その日の営業を終えて、地元の音楽を聴きながら、3人で一息ついているのも、いい感じ。
パーシーは子供なんだけど、過度に子供扱いをしない様子から、男同士の風通しの良さが伝わります。
トラックからの風景を見て、自分も旅しているような気分になれるのが、ロードムービーのいいところです。
見どころあれこれ
カールが作り出す料理が、本当に美味しそう!
元カノのモリーの家で振る舞うパスタ。匂いまで漂ってきそうで食べた過ぎる!笑
パーシーに作る朝ごはんのグリルドチーズサンドも、焼け具合とか「最高!」と言いたくなる一品です。
空腹で見てしまうと、食べ物に気を取られるので、要注意です。
そして、ちょい役に豪華俳優陣が出演しています。
レストランオーナーのダスティン・ホフマンに、元カノで元同僚のスカーレット・ヨハンソン。
元嫁の元夫(ややこしい笑)のロバート・ダウニー・Jrはちょっとクセ強めで笑えます。
自分がしたいことをして、周りの人が笑顔に→最強の幸せ
本作で、制作・監督・脚本・主演と、一人4役を務めたジョン・ファブロー。
実は『アイアンマン』の新作の監督のオファーを断って、本作を制作したそうです。
そうして作り上げたこの映画。
「料理をすることが好き。その料理でお客さんが喜んでくれることが嬉しい」と、精魂込めてキューバサンドイッチを作るカールと、在り方がダブるなあ…と感じるのでした。
ワクワクしながら、フードトラックで調理するカールの姿。
そして、自分が楽しく作っているもので、他の人が笑顔になる。
これ、最高の「幸せのループ」ですね。
こんなループを作り出す毎日を送りたい、と強く思います。
見ているこちらもポジティブに、笑顔に、ハッピーな気分になれる115分の小旅行、ぜひお楽しみ下さい!