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2007年2月劇場公開となった映画『ドリームガールズ』をAmazon Primeで鑑賞しました。
ブロードウェイミュージカルを映画化しており、最近では日本でも舞台化されていましたね。
アメリカの歌姫ビヨンセ出演で話題になった今作品。
1960〜1970年代に活躍したR&Bグループ「ザ・スプリームス」をモデルに、女性3人組ボーカルグループの結成から解散に至るまでが描かれています。
アカデミー賞助演女優賞受賞のジェニファー・ハドソンに注目です!
1962年デトロイト。ディーナ(ビヨンセ・ノウルズ)、エフィ(ジェニファー・ハドソン)、ローレル(アニカ・ノニ・ローズ)の3人で結成した「ドリームメッツ」。
オーディション番組に出演した彼女たちは、音楽業界での成功を目指すカーティス(ジェイミー・フォックス)の目にとまります。
地元の人気歌手ジェームス・”サンダー”・アーリー(エディ・マーフィ)のバックコーラスに抜擢され、徐々に注目を集めるようになっていきます。
「ドリームメッツ」のリードボーカルを務めるエフィは、とても勝気な性格。
自分に自信たっぷりな彼女は自分たちをマネージメントしている、同じく自信満々のカーティスと恋仲に。
公私共にノリノリなエフィでしたが、そんな幸せに暗雲が立ち込めてきます。
カーティスがディーナに心変わりするのでした。
グループのリードボーカルの座もディーナにとってかわられ、最愛の人にも去られてしまう。
まさに人生のどん底。そんな時に彼を引き止めるためにエフィが歌う「And I’m not telling you I’m not going」
声の狭間に血が滲んでいるかのよう。
心を鷲掴みにされて揺さぶられます。
ジェニファー・ハドソンはこの映画でアカデミー賞助演女優賞を獲得していますが、この歌で賞をかっさらっていった気がします。
ビヨンセの「Listen」がフィーチャーされていたこの映画ですが、魂の叫びのようなジェニファー・ハドソンの歌声は聴く価値アリ!です。
ミュージカルなので、他にも聞き応えのある曲がたくさんあります。
エディ・マーフィーが大御所シンガーの役で出ていますが彼も素晴らしい歌唱力!
ジェイミー・フォックスの野望、プロデューサーとしての行動力。
黒人と白人の対立が色濃い時代のショービズのありさま。
楽曲以外にも見どころがたくさんです。
「あなたなしでは生きていけない」と魂を込めて歌う、歌うというより訴えるエフィ。
131分のショービズへの小旅行、ぜひお楽しみください!