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バチカンで繰り広げられる人間ドラマ 映画『教皇選挙』

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毎日お疲れ様です! yolicoです。

今日はTOHOシネマズで『教皇選挙』を観てきました。

2025年3月から劇場公開されています。

教皇選挙をめぐる人間模様

キリスト教最大の教派、カトリック教会。

その最高指導者であり、バチカン市国の元首であるローマ法皇が死去。

次の新教皇を決める教皇選挙《コンクラーベ》での、人間模様を描いた作品です。

外部からの介入や、圧力を徹底的に遮断する選挙の裏側は、一握りの関係者以外知ることはありません。

世界各国から100人を超える候補者たちが集まり、システィーナ礼拝堂の中で、極秘の投票を行います。

一定数の票を獲得するまで続く投票。

新教皇が決まらなかったときは黒い煙が、決まったときは白い煙が上がる、というしきたり。

歴史を感じる、美しい礼拝堂の様子は、まるで中世の宗教画を見ているよう。

そして、聖職者たちのまとう緋色の衣装に、歴史の重さを感じます。

権力を前にすると、どの世界も同じ?

コンクラーベを執り仕切ることになったローレンス首席枢機卿を、レイフ・ファインズが演じています。


新教皇の座をめぐる、陰謀・差別・スキャンダルなどに翻弄されるローレンス枢機卿。


ですが、それに翻弄されながらも真摯にコンクラーベを進めていく様子が伝わってきます。


聖職者といえども、やはり人間。


権力や名声を欲しているところは俗っぽく、ライバルを蹴落とそうと企むところは、とても人間臭い。


例えば政治の世界や、会社の派閥などと、そう変わらないんだなと思わされます。

新教皇誕生、そして驚くべき事実

そして、新たに誕生した新教皇。

まさに新たな指導者として、ふさわしい人間性を持つ人物でした。

ですが、彼の抱える真実を知ったとき、ローレンス枢機卿と同じく、私たちも驚くこととなります。

まさかそんなことが!という衝撃。意表を突かれました。

だけど、そういうこともあるのかもしれない、とも感じます。

ローレンス枢機卿の語る「最も危険な罪は、確信である」という言葉が印象的です。

決めつけてかかるより、「本当にそうなのか?」と、自分で考えて選択していくこと。

大変なことだけれど、そこから逃げてはいけない、と教えられます。

まるで絵画のような、美しいシーンも楽しめる

出演陣は、レイフ・ファインズ始め、スタンリー・トゥッチ、イザベラ・ロッセリーニなど名優揃い。

そして、出演者の平均年齢高め。お若い方はほとんど出てきません 笑

ですが、とても見応えのある作品です。

未知の世界であるコンクラーベのしきたり、

まるで宗教絵画のような美しいシーンの数々、

レイフ・ファインズの苦悩が伝わる演技、などなど…

カトリック協会や、ローマ法皇のことに詳しくなくても十分に楽しめる作品です。

システィーナ礼拝堂に紛れ込んだかのような120分の小旅行、ぜひお楽しみください!

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