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今日は、名作と呼ばれる『ショーシャンクの空に』をAmazon Prime Video で鑑賞。
1995年劇場公開の映画です。
4Kデジタルリマスター版としても公開されました
1995年に劇場公開され、1994年度のアカデミー賞では作品賞を含む7部門でノミネートされたものの、受賞は逃しています。
原作はスティーヴン・キングの中編小説「刑務所のリタ・ヘイワース」で、ティム・ロビンスとモーガン・フリーマン主演の人間ドラマです。
映画ファンに愛される名作として語り継がれ、2022年には4Kデジタルリマスター版として公開されました。
主にモーガン・フリーマンの回顧のセリフで、物語は進んでいきます。
本作公開時には58歳だったモーガン・フリーマン。
名優がさすがの存在感で、物語をピリッと締めています。
アンディに教えられる”希望”の大切さ
妻と、妻の浮気相手を射殺したという罪で、元銀行員のアンディことアンドリュー・デュフレーン(ティム・ロビンス)はショーシャンク刑務所へ。
彼は無罪を訴えますが、終身刑の判決を言い渡されます。
おおよそ地獄のような環境の、ショーシャンク刑務所。
にもかかわらず、ひょうひょうと自分の世界を生きるアンディが、囚人仲間の心を変えていき、刑務所内の環境も変えていく。
普通の人なら諦めて投げ出すような努力を延々と続けていく様子に、心を打たれます。
とはいえ、刑務所では”希望”は危険なもの
「心の豊かさを失っちゃだめだ」「誰にも奪えないものがある。希望だよ」というアンディに、「ここでは、希望は危険だ」と返す”調達屋”のレッドことエリス・ボイド・レディング(モーガン・フリーマン)。
レッドの言い分もよくわかります。
何十年と収監されていて、何度も仮釈放の審査を落ちている彼。
その度に味わう落胆。希望を持っている方が、自分が受けるダメージが大きいと知っているから。
ですが、アンディの行動により、何十年か振りのビールを飲むことができたり、”フィガロの結婚”のレコードの美しい歌声を聴くことができた。
それはやはり、アンディの心にある希望のなせる技だと思えるのです。
人との出会いの不思議を思う
アンディが入所して18年が経った頃、トミーという青年がコソ泥の罪で新たに入所してきます。
軽犯罪を繰り返し、さまざまな刑務所に入ってきたトミー。
彼は読み書きもまともにできませんでしたが、アンディに勉強を教えてもらい、高校卒業資格を申請するまでに至ります。
途中、自分の不甲斐なさに癇癪を起こすトミーを叱ることもなく、静かに支えるアンディ。
そんなトミーからアンディは、心を揺さぶられる情報を聞くことになります。
そこから大きく動いていくアンディとトミーの未来。
トミーと出会うことがなければ、アンディの未来は…
また、アンディと出会うことがなければ、トミーの未来も変わっていたでしょう。
人との出会いの妙を感じさせられます。
伏線回収がすごい!
鉱物採集が趣味のアンディが、”調達屋”のレッドに頼んだ小さなロックハンマーとリタ・ヘイワースのポスター。
刑務所の所長の裏金を隠蔽させられていたアンディが作り出した、架空の人物「ランドール・スティーブンス」。
どことなく様子がおかしくなったアンディがレッドに話す、メキシコのジワタネホや牧草地が広がるバクストンという町の話。
物語のラストで、それらのものが繋がっていくのは爽快感さえ感じます。
劇中のアンディのセリフが心に残ります。
「必死に生きるか、必死に死ぬか」
どんな時にも希望を捨てなかったアンディの生き方をみる142分の小旅行、ぜひお楽しみください!