毎日お疲れ様です! yolicoです。
今日は実家にあったDVD『ツーリスト』を鑑賞。美しい男女と美しい景色が楽しめます。
2011年劇場公開の映画です。
あらすじ
パリのカフェでいつもの朝食を楽しむ、美しい女性エリーズ(アンジェリーナ・ジョリー)。
ごく普通の光景だが、実はアチソン警部(ポール・ベタニー)率いるロンドン警視庁の金融犯罪課チームが彼女を監視していた。
14カ国から指名手配されている彼女の恋人アレクサンダー・ピアースとの接触を見張っているのだった。
アレクサンダーは整形手術をして顔を変えたと言われており、恋人のエリーズさえ彼の今の顔を知らない。
カフェでアレクサンダーからの手紙を受け取ったエリーズ。
そこには「リヨン駅8時22分発ベネチア行きの列車に乗り、自分に似た体格の男に接触して、警察にその男が自分だと思い込ませるように」との指示が書かれていた。
エリーズはその手紙を燃やして、追っ手をかわしてリヨン駅に向かい列車に乗り込んだ。
警察は灰になった手紙を分析して、読解に成功。部下たちをリヨン駅に向かわせる。
エリーズは列車内で恋人と同じ背格好の男を物色、目星をつけた男に声をかける。
その男はフランク・トゥーペロ(ジョニー・デップ)、アメリカ人のツーリストだった。
警察はフランクこそアレクサンダーと推理し逮捕しようとするが、データベースを照会するとアメリカの数学教師であることが判明し、逮捕を中止。
アレクサンダーが手紙により捜査を撹乱させようとしていることに気づく。
警察内の内通者により、同じくアレクサンダーを追っているレジナルド・ショー(スティーヴン・バーコフ)に、この一件が知られてしまう。
レジナルドはカジノや売春宿を多く持っているマフィアで、レジナルドの元部下で金庫番だったアレクサンダーは彼の金を持ち逃げしていた。
彼もまたフランクがアレクサンダーであることに半信半疑だったが、部下と共に列車の向かう先であるベネチアへ向かう。
そして、アチソン警部と監視チームもベネチアに向かうのだった。
ベネチアの高級ホテル「ダニエリ」のスイートルームに宿泊することになるエリーズとフランク。
エリーズとフランクがキスするのをレジナルドの部下が目撃し、翌朝フランクは部屋に侵入してきたレジナルドの部下に襲われる。
何とか捕まることなく逃げ切ることができたものの、今度は警察に確保されることに。
そして無事釈放されるものの、その後もレジナルドの部下に追われる羽目になる。
エリーズの前にアレクサンダーは現れるのか? 巻き込まれたフランクの運命はいかに?
優雅な気分になれる豪華なキャスト
冒頭にも書きましたが、主人公の二人がとても絵になる!
パリからイタリアへ列車での旅。ベネチアでの逃走劇の背景も旅情を掻き立てます。
ベネチアで泊まる高級ホテルも、歴史がありそうで何ともロマンティック。
エリーズは美しく、そしてどこか謎めいている。アレクサンダーとは再会できるのか?
巻き込まれ男のフランクの身はどうなるのか? エリーズとの関係の行方は?
ラブサスペンス映画であるのに、あまりハラハラドキドキしない、という静かなムードに包まれた作品でした。
フロリアン・ヘンケル・フォン・ドナースマルク監督の個性なのでしょうか?
ドイツ出身で、『善き人のためのソナタ』という作品で長編監督デビューを果たし、アカデミー賞外国語映画賞を受賞されています。
そしてラブサスペンス映画であるのに、ジョニー・デップが画面に映るとシリアスな場面にも関わらず、なぜかクスッと笑えてしまう、という謎…
(私だけかもしれませんが)
彼が言葉を発する間合いに、ついつい「なんか面白いことを言うのではないだろうか?」とか「面白い行動をとるのではないだろうか?」と思ってしまう。
これは彼の代表作『パイレーツ・オブ・カリビアン』の影響が大きいのかもしれません。
あの映画でのジョニー・デップは”カッコいいのに三枚目”なコミカルなキャラなので、ついついそんな目で見てしまうのでしょうか。
ですが実際に、フランクと高級ホテルのフロントとの会話とか、フランクとアチソン警部とのやりとりなど、ユーモアがあって面白かったです。
なんと言っても美しいアンジェリーナ・ジョリーと、これまた美しいジョニー・デップのゴージャスなツーショットを楽しめるのが貴重です。
舞踏会で踊る二人にウットリ。アンジーは何を着ていても素敵でした…
ヨーロッパの街並みに紛れ込むような103分の小旅行、ぜひお楽しみください!