毎日お疲れ様です! yolicoです。
Amazon Prime Video で鑑賞した、2005年の映画です。
2005年アカデミー賞の「作品賞」「監督賞」「主演女優賞(ヒラリー・スワンク)」「助演男優賞(モーガン・フリーマン)」を獲得しています。
監督のクリント・イーストウッドも出演。
後世に残るであろう名作です。
『グラン・トリノ』『ミスティック・リバー』のクリント・イーストウッドが監督・主演のヒューマン・ドラマ。
小さなボクシング・ジムを営む老トレーナー、フランキー。
ある日、31歳になる女性マギーがフランキーに弟子入りを志願するが、追い返してしまう。
フランキーの親友スクラップは、諦めずジムに通うマギーの素質と根性を見抜き、目をかける。
フランキーはついにトレーナーを引き受けるのだが…。
Amazon Prime Video より引用
一生懸命なマギーがフランキーを変える
ジムを経営するフランキー(クリント・イーストウッド)は、家族との縁も薄く孤独。
娘に送る手紙はいつも読まれないまま戻ってくる。
過去に自分の判断の過ちで、親友のエディ・”スクラップ・アイアン”・デュプリス(モーガン・フリーマン)の片目を失明させた経験から、ボクサーの身の安全を考えるあまり慎重に試合選びを行うことが不満となり、大事に育ててきたジムの花形ボクサーのビッグ・ウィリーには逃げられてしまう。
そんな頃、マギー(ヒラリー・スワンク)がジムに入門してくる。
女性のボクサーを育てる気のないフランキーから何度も断られ、別のジムに行くように勧められてもマギーは諦めない。
そんなマギーの素質を見抜いたスクラップが何かと目にかけ、やがてフランキーも必死に練習に励む彼女のハングリーさに折れ、ボクシングを教えるようになっていく。
マギーはフランキーの指導で頭角を表し、試合で勝利を重ね、ラスベガスでの世界タイトル戦に臨むことになる。
階級を上げての、チャンピオン「青い熊のビリー」とのタイトルをかけた戦い。
マギーが優位で進んでいく試合の中で、悲劇が起こる…
マギーが掴んだものは、深い絆
貧しい家庭に生まれ、13歳からウェイトレスとして働き、コツコツ貯めたお金でパンチングボールを買い…
何度もコーチを断られたフランキーの教えを受けられるようになり、メキメキと頭角を現し始めて。
勝利で得たファイトマネーにも手をつけることなく贅沢もせず、トレーラーハウスで暮らす母親のために家を買い…
そんな孝行娘に、優しさのかけらもない言葉を返す母親や妹。
その健気な生き様に、思わず涙してしまいます。
ですが、さらなる悲しみの試練がマギーを襲うという、人生の理不尽さ。
マギーにとっては、最初は女性ボクサーなど眼中になかったフランキーとの間に、強い絆を育めたことが唯一の救いでしょうか。
ですがその絆ゆえ、フランキーは最後に深い苦悩を伴う決断を強いられることになるのでした。
家族の愛に恵まれなかった孤独な二人の魂が、さまざまなエピソードを経て寄り添い、結びついていく。
何とも言えない想いが心の奥に残り続ける...胸に染み入る感動作です。
マギーのリング上の、そして人生の戦いを見届ける132分の小旅行、ぜひ体験してみてください!