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Amazon Prime Video で映画『ザ・インタープリター』を鑑賞。
2005年5月劇場公開の作品です。
アフリカのマトボ共和国出身のシルヴィアは、現地のクー語の通訳として国連本部で働いている。
ある日、彼女はマトボの大統領暗殺計画に関する会話を偶然聞いてしまう。
それ以来、危険がつきまとう彼女の身を守るため、シークレットサービスが送り込まれる。
そのうちの一人、ケラーはシルヴィアの言動に疑惑を持ちはじめ……。
映画.comより引用
シルヴィアの隠された過去
国連本部で通訳として働くシルヴィア(ニコール・キッドマン)が、偶然聞いてしまった暗殺計画。
彼女を護衛するためにやってきたケラー捜査官(ショーン・ペン)は、彼女の言動に疑惑を持ち、彼女の過去を調べはじめる。
ふたりとも、愛する家族を亡くすという悲しい過去を持っていて、徐々に心の距離が縮まっていく。
そんなときに起こるバスの爆破テロ。
個人的な喪失感が、世界的な問題へと広がっていく様子に、”暴力の連鎖”という言葉が浮かぶ。
アフリカの部族の話が胸を打つ。
殺人を犯したものは十字架に張り付けられ、河へ落とされる。
助けるか、助けないかは、遺族の自由。
助けなかったら、犯人は溺死し、遺族は一生喪に服すことになる。
助けたときは、遺族は喪に服すことはなく、新しい人生を生きることができる、というもの。
どこで、悲しみを断ち切ることができるのか。
そういうことを考えさせられる作品でした。
実力派俳優の二人の演技に魅入る
アカデミー賞俳優である、ニコール・キッドマンとショーン・ペンの初共演となる今作品。
(監督のシドニー・ポラックもアカデミー賞監督です)
ニコール・キッドマンは美しく、柔らかな中にも芯のあるシルヴィアを好演。
妻を亡くしたばかりのケラー捜査官を演じるショーン・ペンは、哀愁漂う感じが上手い。
どんな役を演じても、魅せてくれる役者さんですね。
疑惑を持ちながらも、惹かれあっていくふたりの姿が、切なくもあり、心強くもありました。
国連で初めての撮影
これまで内部の撮影を許可しなかった国連が、特別に撮影を許可したそうです。
初めてニューヨーク本部内での撮影が敢行されました。
こんなふうになってるのか…と興味深い映像でした。
「銃ほど即効性はないけれど、言葉には力がある」という言葉を信じて、国連で働くシルヴィア。
胸に響く言葉です。
「赦す」ということの難しさ、大切さを考えさせられる118分の小旅行。ぜひお楽しみください。
