洋画

大人のファンタジー・ロマンス映画『シェイプ・オブ・ウォーター』

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毎日お疲れ様です! yolicoです。

今日は映画『シェイプ・オブ・ウォーター』をAmazon Prime Video で鑑賞。

2018年公開の映画です。

あらすじ

1962年、アメリカ。政府の極秘研究所で働くイライザは、密かに運び込まれた不思議な生きものを見てしまう。

アマゾンの奥地で神のように崇められていたという”彼”の奇妙だがどこか魅惑的な姿に心を奪われたイライザは、周囲の目を盗んで会いに行くようになる。

子供の頃のトラウマで声が出せないイライザだったが、”彼”との間に言葉は必要なかった。

音楽とダンスに手話、そして熱い眼差しで二人の心が通い始めた時、イライザは”彼”が間もなく実験の犠牲になると知る。

イライザは”彼”を救うため、国を相手に毅然と立ち上がるのだが_____。

shape of water .jpより引用

人間女性と不思議な生きもの”彼”が出会って…

イライザ(サリー・ホーキンス)が、初めて不思議な生きものである”彼”(ダグ・ジョーンズ)を目撃して、とても興味を持ち、こっそりと会いに行く…

警備責任者のストリックランド(マイケル・シャノン)が”彼”に傷を負わされ指を無くす、という事故を間近に見たにも関わらず、”彼”に心奪われていく様は、まさに「恋」そのものです。

ゆで卵を持って行ったり、音楽をかけてみたり、ダンスを披露したりと、言葉というツールが無くても心を通わせられることが伝わってきます。

イライザは一人で暮らしているけれど、すぐ隣には友人で画家のジャイルズ(リチャード・ジェンキンス)がいて助け合いながら生きているのに対して、ストリックランドは家族がいるのに何故だか孤独に満ちている。その対比が印象的でした。

ストリックランドの発言はかなりデリカシーを欠いていて、「人格的にどうなの⁈」という人なので無理もないのでしょうか…

緑色が表すのは、水の世界?

全体的にスクリーンが緑色なのが印象的です。イライザの職場、イライザの制服、ストリックランドの常用しているキャンディ、ジャイルズの冷蔵庫に入っているパイ、ストリックランドが新しく買ったキャデラックの色。そして”彼”

水の中で抱擁する二人の姿は、不思議とロマンティック。イライザが息継ぎしながら、というのが健気な感じで。

最後、水の中で息ができるようになるイライザ。

彼女の首にあった傷がまるでエラのように動きだす様子は、「いずれこうなることが運命だったの?」と思わされました。

『いつまでも幸せに暮らしましたとさ』ということが夢物語のこの星で、イライザは水の中で『いつまでも幸せに暮らしましたとさ』な結末を生きているような気がします。

2018年のアカデミー賞作品賞をはじめ4部門を受賞した、ギレルモ・デル・トロ監督の今作品。

ちょっと刺激的なシーンもある、大人向けのファンタジーです。

まるで自分も水の中にいるかのような123分の小旅行、ぜひお楽しみください!

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